朗読劇「チョコレット」
原作 稲垣足穂
脚本 漆崎 隆

「チョコレット」は大正時代の作家・稲垣足穂による短編小説です。稲垣足穂が昔から書きためた200本程度の短編があり、そのうちの何本かをおさめ現在は新潮文庫「一千一秒物語」や河出書房「ヰタ・マキニカリス」に収録されています。足穂の作品には「お月様」「ほうき星」「シガレット」などのきらきらとしたモチーフが頻繁に登場し、お月様に追いかけられた話やポケットから自分を落としてしまった話、自分がお月様を撃ち落してしまう話などなど、抽象的で現実離れしたものが多く、童話やファンタジー、幻想文学的な要素もかなり含まれています。この朗読劇は脚本を漆崎 隆(当会理事)が、子供たちのために「チョコレット」を原作として書き下ろしたもので、「立体紙芝居」のような精緻なオリジナルセットを視覚イメージとして、朗読劇を展開するという手法で制作したものです。
なお、制作にあたっては稲垣足穂氏のご遺族(ご家族)に許諾を申請し、快諾を頂いております。
撮影に使われた精緻なミニチュアセット 制作 岡部泰子(当会理事)
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スタッフ・出演者
脚本 漆崎 隆
監督 岡部泰子
演出 漆崎 隆
撮影 東峰康二
照明 竹平耕一
模型 岡部泰子
効果 梶原 哲
編集 福田幸一
ポンピー 五十嵐いおり
ライラ 佐賀のり子
ロビン 宮路真人
お父さん 福田幸一
お母さん 毛利由佳
鍛冶屋 漆崎 隆
ナレーション 髙橋貴美
撮影・収録の様子
スタジオ/経専音楽放送芸術専門学校
チョコレット公開前 予告編(44秒)